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音楽屋ルード館

音楽屋ルードによる、CDレビューや音楽のお話

-音楽記録媒体史から、-

  1. 2012/12/01(土) 02:27:18_
  2. 理論色々
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音楽の記録媒体史は、更なる進化を期待されています。レコードからCD、そしてデータ音源へ。その間、DATやカセットテープ、MDなどを挟みながらも、概ね、データを圧縮しながら進化を続けています。レコードよりもCD、CDよりもmp3というように、音源はより小さく、小さくまとめられながら、時代を駆け抜けているのです。

実際にはどういった違いがあるのかと言えば、レコードでアナログ録音された音源には、人間の耳には聴こえない不可聴帯域が実に多分に含まれています。含まれているというより、カットされていないという表現が正しいでしょう。聴こえなくても録音しているから、勝手に入ってしまっているのです。

しかし、CDになると、音波をデータに換えて取り込んでいるため、不必要なところがいくらか削られています。そして、mp3などに圧縮された音源は、こちらは意図的に、データ量を小さくするため、わざと要らないところ、それは可聴帯域であっても削り取ってしまっているのです。

そこまで話せば、いかに録音状態の悪い音源であっても、論理的にレコードを越える良質な音源は作り得ないのです。しかしながらも、何を良い音と感ずるかは人それぞれです。itunesやlismoなどでダウンロードした音源であっても、良質なオーディオ機器で再生するならば、一般論としての「音質」の良さ、低温のふくよかさや中音域のまろやかさ、高音域のきらびやかな音色などは、所謂、古きのレコードプレーヤーで再生するそれよりも、勝っている言わざるを得ないでしょう。

それでも、音楽というのは、人が感じて、人が想い、人が伝える、人と人との触れ合いでもあります。それ故に、何を良しとするかは、一概に決めつけることは出来ないもの。それぞれの主観で、そして客観で、揺り動きながら認識されていくのだと思います。

そして、これは私の私見であって、一般論とは言えないし、正論であるとも思ってはいないのですが、データ音源がレコードを越えるために必要なもの、それは、もしかしたら要らない音なのかもしれません。音同士が重なって消えてしまう音や、聴こえないくらい小さな音で鳴っている音色など、聴こえない部分に焦点を当てて、音像を広げていくことで、レコードの深みをデジタルで味わえるような、否、言い方が悪いですね、デジタルであるのにも関わらず、レコードより和みのある、レコードよりも人の手を感じる音源が作れたなら、それは素晴らしい素敵な進化と言えるのではないでしょうか。
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テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽



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